2020/02/13
こんにちは赤ちゃん
ボクの実家は街灯もお店もない山合いの集落で…
…田舎者が定期的に我慢できなくなるおらが村の田舎度自慢です。
秘密の村ミンショウ。
店がないんだったら、買い物はどうするのかって?
もっぱら車で30分の街へ買い物に出かけます。食材なんかは買い溜めが基本だった。
あとは、“こんにちは赤ちゃん”。
お店はないけど、大体週に一回、移動販売のトラックが集落にやってくるのです。
石焼き芋屋や竿竹屋のごとく『こんにちは赤ちゃん』のメロディーをスピーカーで流しながら。
(集落内では通称も“こんにちは赤ちゃん”なのだ。長いけど。)
肉や魚、パン、お菓子などをたくさん載せてやってきて、路上に停車し、四角いコンテナ部分の側面を開いて商売を始める。
(たぶん周りは兼業農家が多いので野菜はそんなに積んでなかったと思う)
ちょびっとしか塗ってないクリームのついたパンとか、チョコボールのパチモンのようなお菓子。
美味しくはないけど、たまにボクのばあちゃんが買ってくれて嬉しかった。
あんまりひと気のないその場所は夕方時は余計に寂しく感じられるけど、
そのトラックが来ると、お財布を持ったおばちゃん達が集まってきて(大勢ではないけど)
ちょっとしたイベント感があって嬉しかった。
たまに当時のノスタルジーを感じたくなって、マイプレイリスト『昭和ノスタルジア』から『こんにちは赤ちゃん』を引っ張り出してくるのだ。
先日『こんにちは赤ちゃん』のヒットで有名な梓みちよさんが亡くなった。
大人になってから聞いた『二人でお酒を』もかっこよかったな。
梓さんは亡くなったけど、『こんにちは赤ちゃん』はずっとボクの頭の中に残るし、
あのイントロが流れると、いつだってボクの頭は少年時代の夕暮れ時につながる。
それってやっぱりすごい事だよね。
どうか安らかに。
(2020/2/29追記)
追悼を重ねるわけじゃないですが、世界最高齢のおじいちゃんが亡くなりましたね。
112歳。日本人で、最近ギネスに認定されたばかりの方です。
ギネス認定のニュースを見た時は思わず、世界中の人たちが年下で、先輩が一人もいないなんてどんな気分なのだろう…と、ある意味低俗な事が頭に浮かんだ。
もう誰からも何も学べないような恐さを感じたりもした。
ただ、変な話、自分の子どものような存在が沢山いるというのはそれはそれで心強いのかもしれない。
子どもから学ぶ事だって山ほどあるだろうから。
そのおじいちゃんの1/3も生きてないミルクボーイが勝手に勘繰って、もう、品がないですね。
…そうだったらいいなと、ね。
大人からも子どもからもたくさん学びたいものです。
“Hello baby” is a song of Japan in Showa era.
It’s a standard song when a baby is born in Japan.
This song is sung by singer Michiyo Azusa.
Recently,she died.
But the song will live for a long time.
Of course, it is great to create long-lasting things.
If we think back, our predecessors have created many eternity.
We have to learn a lot from our predecessors.
Similarly,
I think we need to learn a lot from children and babies.
Hello Baby.